股関節痛
- 脚の付け根が痛む
- 立ち上がりや歩き始めに痛みを感じる
- 足の爪が切りにくい
- 歩くときに左右に揺れる
- お尻や太ももが痛い
股関節の仕組みと傷みが起きる原因
股関節は、太ももの骨の先端にあるボール状の大腿骨頭と、骨盤側の臼蓋といわれるくぼみが連結してできた関節です。
大腿骨頭と臼蓋の表面は軟骨で覆われ、関節をなめらかに動かすとともに、体重がかかったときの衝撃を和らげるクッションの役割を果たしています。
この軟骨が加齢などの原因ですり減ってしまうと、関節に炎症が起き、痛みが発生します。これを変形性股関節症と言います。
変形性股関節症の症状とは
股関節痛の原因は、変形性股関節症以外にも大腿骨頭壊死や関節リウマチなどがありますが、大半の方は変形性股関節症と考えて問題ないでしょう。
症状は、起き上がったときや歩き始めに足の付け根の痛みや違和感を覚えるところから始まり、進行するとじっとしていても痛みを感じます。この段階では関節の動きが制限され、足の爪切りや靴下を履くなどの動作が難しくなっていきます。さらに悪化すると、足がまっすぐに伸びず、左右の足の長さが変わってくる場合もあります。
一度すり減った軟骨が自然に復活することはないため、症状が悪化する前に対処することが大切です。